車の売却を考えた時に査定をしてもらう手段として、自宅まで来てもらい査定してもらう「出張査定」があります。
たとえばあなたは、今車を売ろうと考えていて
「出張査定を利用する前に注意することはあるのかな?」
「出張査定を受けるのは、はじめてなのでアドバイスが欲しい」
「出張査定で事前に知っておいた方がいいことは?」

たしかにもしはじめて出張査定を受けるのであれば、注意点やアドバイスは事前に知っておきたいところでしょう。
そんなあなたのために今から、出張査定を受ける前に実施するべきことやよくあるトラブルと対処法についてまとめて解説します。
買取業者へ出張査定依頼をする前にするべきこと
まず買取業者に出張査定を依頼する前に実行しておいた方がいいことを紹介します。
少なくともこれくらいはやっておきましょう。
- 事前に洗車をしておくこと
- 車内を掃除や消臭して不要なものは捨てておく
- ディーラーの記録簿などの資料はダッシュボードに保管する
それぞれについて詳しく解説していきます。
事前に洗車をしておくこと
まず査定を受ける前に最低限のマナーとして、事前に洗車をおこなっておいてください。
単純に車の評価を少しでもあげるためでもありますが、あなた自身の評価も高くする意味があります。
出張査定で何気に大切なのは、あなたが車を大事に乗ってきたかどうかです。
今まで車を大事に乗っていた方の方が日ごろからメンテナンスもきちんとしている可能性も高いく、事故などをしている可能性も低い傾向があります。
そのような車を大切する方の方が、買取業者にとっても安心して買取できるので査定額が高くなる可能性が高いです。
車内を掃除や消臭して不要なものは捨てておく
先ほどの洗車と同じような理由ですが、査定を受ける前に最低限のマナーとして車の中もキレイにしておきましょう。
汚い車内よりはキレイな車内な方が査定する側も気分もよくなりますし、査定結果も高めにしやすいと思います。
もし車内が汚いと感じる場合はあらかじめ掃除をして綺麗にしておきましょう。
ディーラーの記録簿などの資料はダッシュボードに保管する
ディーラーの記録簿がある場合は、必ず買取業者に提出してアピールしましょう。
ディーラーによって定期点検されているということは、車の故障もしっかり点検して走ってきた証明書となるのでより高く買い取ってもらえる可能性が高くなります。
そのため記録簿などはダッシュボードに入れておいて、査定の時に査定員へ提出するようにしましょう。
以上の3点が出張査定を依頼する前に確認するべき項目です。
査定を受ける前に必ずチェックしましょう。
なお査定は基本的にすべて車内で行います。
自宅に上がってくることはないので、余計な気遣いなどは不要です。
出張査定の流れやトラブルの対処方法
おおまかな出張査定の流れは、下記のようとなります。
まずはどのような流れで査定が進んでいくのか確認しましょう。
- インターネットや電話で無料の出張査定に申し込む
- 申込みをした買取業者から連絡が来るので、出張査定の日程を決める
- 出張査定の前日に、確認のために連絡が入る
- 出張査定当日に買取業者が訪問して査定(約30分)をおこなう
- 提示される査定金額に納得すれば、売却契約書を結ぶ
- 引き渡し日に車を渡して、売却金額が入金されていることを確認する
どこの買取業者もこのような流れで進んでいきます。
この出張査定の流れの中でよくあるトラブルについて知っておきましょう。
対処法も合わせて紹介するので、参考にしてください。
出張査定時のトラブルと対処法は?
出張査定時によくあるトラブルは「買取業者がしつこくて、売るまで帰ってくれない」ということです。
最近は昔に比べて少なくなっているようですが、中には断ってもなかなか返ってくれない買取業者もいます。
そんなトラブルに巻き込まれてしまった場合は、
- 何を言われても絶対に売らないことを強めに伝える
- それでも帰ってくれない場合は、警察を呼ぶと伝える
ことです。
これくらいはっきり言えば、大体の買取業者は大人しく帰ってくれます。
査定の時にマイナス部分は説明しておく
そもそも必ず守っておいた方がいいことがあります。
それは事前に自動車の不具合や事故歴などがある場合は、嘘を付かずに必ず先に申告しておくことです。
もし申告しないと説明責任を怠ったとして、減額請求になる可能もあります。
また悪徳買取業者はこのようなケースを悪用して、売却代金の振り込みの段階になってから車体に瑕疵が見つかったなど主張して減額してくることがあります。
そうならないためにも車に不具合やキズがある場合は、査定の段階で先に申告しておきましょう。
そうすれば後で減額になるようなトラブルからは身を守ることができます。
買取業者による買取トラブルの一例
一般社団法人自動車公正取引協議会には、売却後のよくあるトラブル事例と解決方法が記載されています。
今後の参考になると思うので、軽く紹介しておきましょう。
【事例①】修復歴が見つかった
中古車購入の時に乗っていた車を下取りに出した。
その後に販売店から「査定ミスで修復歴があることが判明した。20万円減額させてほしい」と言われた場合、どうすればよいのでしょう?
もし車両に「隠れた瑕疵」があった場合は、瑕疵担保責任にもとづいて損害賠償および契約解除を求めることが可能です。
このようなケースでは「修復歴」があったので、販売店は相談者に対して瑕疵担保責任にもとづいて損害賠償(減額)を求めていますが、販売店は車のプロなので通常の注意を払えば修復歴を発見することが出来たと判断するでしょう。
そのため瑕疵担保責任を求めることはできません。
また修復歴について錯誤があって契約の解除を求めたとしても、修復歴の見落としが販売店の重大な過失と判断されるので認められないでしょう。
【事例②】走行メーター改ざん車だった
中古車で購入した車を買取りに出して、車や登録関係の書類をすべて引き渡した。
代金はまだ受け取っていないが買取業者から後日、買取車をオークションに出品したら過去の整備記録から「走行メーター改ざん歴車」であることがわかったので「値下がり分15万とオークションのペナルティ料5万円合わせて、20万円分損害金を差し引いて振り込む」と言われてしまった。
車を購入した時は販売店から走行メーター改ざん歴車であるなど聞いていなかったので、損害金を請求されるのは納得がいかないがどのように対応すればいいのか?
もし車両に「隠れた瑕疵」があった場合、瑕疵担保責任にもとづいて損害賠償および契約解除を求めることができるのはさきほどと同じです。
しかし今回の場合は、買取先がプロで査定時に「車両状態」や「整備記録簿等の帳票類」のチェック、「走行メーター管理システム」の活用によって、十分に走行距離のチェックをしていれば「走行メーター改ざん歴車」と発見できたはずなので瑕疵担保責任を追及することはできません。
そのため損害金を支払う必要はなく、買取業者に対して契約とおりの買取金額を求めることができます。
また買取業者が十分チェックしてもわからなかった場合は、買取業者は瑕疵担保責任にもとづいて損害賠償を求めることができるので、買取金額の減額などについて話し合うことになるでしょう。
この場合は購入した販売店に対して走行メーター改ざん歴車であったことを伝え、買取時に発生した損害金や値落ち分に関する交渉をおこなうとよいでしょう。
これらの事例に出てくるのは「隠れた瑕疵」です。
「隠れた瑕疵」の意味は、不具合や欠陥がわかっていたにも関わらず申告しないこと。
こうした事態を避けるためには査定をしてもらうときに、必ず事故歴や自動車の不具合を査定の時に知らせることが重要です。
しっかりと事前に伝えた上で査定額を出してもらい、それ以上の瑕疵がないことを一緒に確認しましょう。
そして最後に念の為、「これ以上減額する要素はないですね?」と確認した方がいいです。
売却契約書はしっかりと確認すること
売却契約書にサインをするときは、サイン捺印をする前に書類の詳細な部分もしっかりと読んでおくようにしましょう。
基本的に契約が済んでしまえば査定した時に提示された金額から変化することはありませんが、契約書の中に契約後に売却金額を変更できるような文章が含まれていることもあります。
そのようなトラブルを未然に防ぐためにも、契約書の中はしっかりと読んで確認することが大切です。
トラブルに巻き込まれた場合は警察や国民生活センターへ
もし理不尽な理由によって減額請求をするような場合は、売却代金の返金をして契約自体を無効にできないかを交渉しましょう。
もしそのまま売却をして車を引き渡してしまうと、後から解決する方が難しくなってしまいます。
そのためすべての契約を済ませる前に返金させてもらった方が、損害が少なくなるケースが多いです。
もし交渉もできないような悪質なケースは、近くの警察や国民生活センターに相談しましょう。
出張査定でトラブルを避けて買取業者を選ぶ
出張査定でトラブルを避けて買取業者を選ぶ方法について紹介しておきます。
一番安心なのは、JADRI加入の買取業者に頼むということです。
JADRIとは中古車流通の健全化を目指して立ち上がった団体で、加入するためには厳しい審査が必要となります。
具体的にJADRIに加入している買取業者は、公式HPに記載されているので確認してください。
しかしこれらの中から自分で探すのはかなり時間がかかってしまいます。
そんな時に便利なのが、JADRI加入の買取業者のみに査定依頼ができる一括査定サイトを利用することです。
そのサイトを利用すればJADRI加入の買取業者だけに出張査定を申し込めます。
オススメは「かんたん車査定ガイド」。
一括査定サイトとは、ネット上で車種情報と個人情報を入力して申し込むことで複数の買取業者に一度に査定依頼ができるサービスです。
複数の買取業者に一度に出張査定依頼ができるので、1社だけに査定依頼するよりも高く売れる可能性が高くなります。
まとめ:出張査定依頼をするなら一括査定サイト

先ほども紹介しましたが、もしトラブルを避けて出張査定依頼をしたのであれば、一括査定サイトがオススメでしょう。
1回の申込みで複数の買取業者へ査定依頼ができるので自分で買取業者を探す手間が省けます。
さらに有名どころの買取業者のみと提携しているのでトラブルも避けることができます。
もし出張査定を考えていたのであれば、一括査定サイトも候補のひとつとして考えてみてください。
しかし「複数の買取業者とやり取りをするのは面倒だ」と思うかもしれません。
たしかに何回も同じやり取りを複数の業者とおこなうのは時間もかかって手間もかかります。
そんな時にオススメなのは、車買取オークションのユーカーパックです。
査定自体はユーカーパックの1社がおこない、その査定額を元に複数の買取業者からオークション形式で入札をしてもらいます。
そして1番高い価格をつけた買取業者に売却する仕組みです。
これならば高い価格で売れやすいですし、やり取り自体はユーカーパックの1社だけなので手間も省けて簡単です。
しかも買取業者との間にはユーカーパックが入ってくれるので、トラブルも少なくて安心できるでしょう。
車買取オークション【ユーカーパック】
『簡単・安心・高額買取』で車を売るお客様の為に作られたサービス【ユーカーパック】普通の一括査定サービスではありません!一括査定よりも高く売れるまったく新しい車買取サービスです!「ユーカーパック」の査定サービスは入力後の電話もユーカーパックからのみで、営業電話が一切ありません。一度査定申込みをするだけで最大2000社の業者からオークションの入札形式で買い取り価格を提示してもらえます。その中で「最も高い買取価格を決めれる」と言う画期的なサービス!!
ユーカーパックの強み!
- 電話は1本のみで強引な営業は一切なし
- 1分程の入力が終わると、ネット上ですぐに概算買取価格がわかる
- 申込みと同時に売却車種の買取相場がわかる
- 最大2000社の買取店が入札形式で価格を提示
- オークション形式で、取引はネットで入札買取額をチェックするだけ
ユーカーパックの実績!!
- 1度の査定で最大2000社から同時見積もり!!
- 買取会社は他社の入札金額も確認できるので、自然と競争力が高まります。
ユーカーパックの口コミ

「1度査定をしてもらうだけで、たくさんの買取業者に見積もりを行ってもらえる」
これはいい!
とても便利なシステムに惹かれ、すぐに査定を行ってもらうことにしました。
しかもユーカービッドという入札方式で、一番高く買取りを行ってくれる業者がすぐにわかるのもよかったですねー。
スムーズに買取を行うことができるということで、忙しい自分はとても助かりました。

作業も本当にスピーディーで1時間もかかってないですね。
一斉見積もりにありがちな、いろいろな業者から見積もりの連絡が来るようなことも一切なし。
入札が終わるまではユーカーパックとだけやり取りすればよかったので、面倒な営業もなくて楽ちんでした。
ただ思ったように買取価格は高くならなかったのですが、その価格が1番高値だと分かっているので踏ん切りもつきやすかったです。
といっても考えていた相場よりは、10万くらい高かったです。

これいいですねー。
本当に一番高値をつけてくれたところがすぐわかって、しかも買取価格も希望価格以上!
という、とても素晴らしい結果になり思わずガッツポーズしてしまいました。
それからの業者との契約はとてもスピーディー。
とんとん拍子に話が進み、念願の新車を手に入れるための大切な資金にすることができました。
次に新車を購入するときも、絶対に利用したいと思います。

とはいえ引っ越し業者の一括見積のように、いきなりいろいろな業者から連絡がきたらどうしよう?
という不安も少しはありましたが、本当にユーカーパックとだけのやり取りだけ。
笑えるくらい穏やかな日々(笑
結果的に一番高値の見積もり額を出してくれた業者に、買取ってもらうことができて大満足でした。
もちろんディーラーの見積もり額よりかなり高額になり、おかげでずっと乗りたかった憧れの車を手に入れることができました。
普通にディーラーに売っちゃう人は、このサービスはオススメです。

しかも査定時間をあまり待たなくていいのでよかったです。