車の売却を考えた時に、どのような手順で進めていけばいいのかわからない方もいるでしょう。
たしかにはじめての車売却だと、何から始めればいいのかわからないかもしれません。
そこで「はじめて車を売却する初心者講座」として、順を追って車が売却できるまでを解説します。
今回は査定を受ける前に査定アップのポイントを確認しましょう。
査定を受ける前に査定アップのポイントを知っておくことで、自分に合った方法で車を売却することができます。
ここまでの講座を確認していない方は下記を参照ください。
第1回「車を売却する前に状態を確認!状態別の売却方法を紹介!!」
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車を売却する前に状態を確認!状態別の売却方法を紹介!!
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第2回「車の相場価格を簡単に手間をかけず調べる方法!適正価格を見極めよう」
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車の相場価格を簡単に手間をかけず調べる方法!適正価格を見極めよう
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第3回「車を売却する方法は4つある!あなたに一番オススメな方法!」
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車を売却する方法は4つある!あなたに一番オススメな方法!
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もし車の売却方法を知っているのであれば、次の講座を確認しましょう。
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車の査定を受ける前に手続きや書類を確認!事前準備で差をつけよう!
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査定を受ける時に買取価格がアップするパーツ
車の買取価格に影響するのは走行距離や年式、車両の状態だけではありません。
実はオプションやパーツにも、査定額をアップさせる効果があるのです。
事前に確認しておくことで査定を受けた時に、査定額にプラスポイントが反映されているのか確認できます。
またプラスにできる箇所はなるべく注意しておきましょう。
ではどんなパーツが査定に響いてくるのか確認していきます。。
確認しておくべきオプションパーツは?

買取価格がアップするオプションやパーツはたくさんが、その中でもとくに査定額に大きく影響するのが以下の3つです。
もしこれらがついている場合は、査定の時に忘れずにアピールしましょう。
- 純正オプション
- 安全装備
- ナビ、革シート、サンルーフ
なんといっても純正オプションは一番人気があるでしょう。
メーカーオプションやディーラーオプションは、後からつけることができないものがほとんどで、間違いなく査定アップに繋がります。
デザインの統一性や他の機能との連動、そして「純正」という信頼性が人気の秘密です。
また後からつけられない安全装備も人気です。
最近の安全装備はカメラやレーダーを駆使するものも増えているため、中古車にも充実した安全装備を求める人が増えてきています。
そして最後にナビや革シート、サンルーフも忘れてはいけません。
これらは純正であればさらに査定額がアップしますが、そうでなくても人気なのがこの3つの装備です。
とくにサンルーフや革シートは忘れがちなので、ちゃんと査定に反映されているか確認しましょう。
ほかにも査定額を上げるオプションやパーツを紹介します。
ボディーカラー
1番影響があるのはボディカラーです。
「黒」や「黒メタリック」の場合は査定額が上がりやすく、安定した人気があります。
ただしキズが目立ちやすいため、洗車の時は注意が必要です。
また黒系の他に、国産車に多い「パール」も査定が上がりやすいカラーとなります。
サンルーフ
2番目に影響があるのはサンルーフです。
サンルーフやガラスルーフはついていると、1つ上のグレードが味わえるためオーナーの満足度に繋がります。
そのため高めの評価につながるオプションです。
レザーシート
同じくオーナーの満足度に繋がり、査定額がアップするのがレザーシートです。
シートヒーターや電動リクライニングとセットになっていることが多いため、車内での快適さがグッと上がります。
査定の時に重視されるのは、内外装とのデザインのバランスです。
またハーフレザーは中途半端で査定額が上がりにくいので注意が必要でしょう。
安全装備
4番目に影響があるのは、安全装備です。
グレードによって安全装備の有り無しが変わる場合は、査定額に明確な差が出ます。
とくに「衝突軽減ブレーキ」「レーザークルーズ」「レーンキープアシスト」といった自動運転の基礎技術が高値に繋がります。
電動スライドドア
5番目に影響があるのは、ミニバンやママ向けの電動スライドドアです。
子供やお年寄り、赤ちゃんがいるママにとっても電動スライドドアはとても便利なオプションとなります。
ちゃんと査定額にプラスされているか、確認してみてください。
査定額がアップしにくいオプションやパーツ

逆に査定額がアップしにくいオプションやパーツも紹介しておきます。
たとえば多くの方はタイヤの査定額への影響を勘違いしています。
査定の時に「スタッドレスタイヤをつけています」「タイヤは新しいものです」といっても、実はあまり査定額アップには繋がりません。
そのため新しいタイヤでも査定を受けてもあまり査定額は変わりません。
もしスタッドレスタイヤと標準タイヤの両方を持っている場合は、査定の時に差額を聞いてみましょう。
オーディオは査定額にどのくらい影響する?
一般的なグレードのオーディオやスピーカーは、アクセサリーの一部と見なされてしまうので査定額の大幅なアップにはなりません。
しかしメルセデス・ベンツやBMW、アウディ、レクサスなどのクルマに搭載されている高級オーディオの場合は別です。
たとえば「BOSE」「Harman Kardon」「Mark Levinson」「Bang&Olfusen」などは査定額に影響するでしょう。
社外製のホイールは評価されない?
社外品のアルミホイールやマフラー、エアロパーツは高価な部品が多いですが、車検を通るようなものでないと査定額は上がりません。
そのため高い社外製のホイールをつけていてもあまり査定額には影響ないと思っておいたほうがいいでしょう。
査定前に知っておきたい!査定価格がアップする交渉術
価格交渉の仕方によっては、数万円~十数万円も買取価格が違ってくることもあります。
そのため交渉はちょっと苦手という方でも1度交渉してみましょう。
しかし買取業者もプロなので、少しでも安く車を買い取るためのトーク術を持っています。
あまり知識がないと買取業者側の営業トークにのせられて、交渉も相手のペースで進められてしまうため、安く買いたたかれてしまことになるかもしれません。
そのため車を売る側も情報を事前に仕入れたり、相手の出方や目的を知って交渉することで有利に進めることが可能です。
では交渉前に「これだけは知っておくべきこと」「やっておくべきこと」など、専門的な知識がなくても買取業者と交渉するため押さえておきたいポイントを紹介します。
誰にでもできる価格交渉術

ここからは車を高く売るために、専門知識がなくてもすぐに実践できる交渉術をお教えしましょう。
ポイントは下記の10つにわけられます
- 修復歴などは嘘をつかないこと
- 相場価格は低めに出るので、少し高い金額を希望して出方を見る
- 他の買取業者とも交渉していると伝える
- プラス材料になるものは先に伝える
- 希望価格は言わない
- その場で即決しない
- 車を売りたいという本気度を伝える
- 車への愛着をしっかり伝える。
- これからの付き合いがある可能性を伝える
- 提示された価格も他社との交渉に利用する
それぞれ詳しく説明していきましょう。
事故歴や修復歴は嘘をついてもバレる

車を少しでも高く売ろうと事故歴や修復歴を偽る人がいるが、それは逆効果です。
なぜなら査定に悪影響を与えるから。
買取業者はこれまで数えきれないほどの車を査定してきているので、プロの目線で見れば修理した箇所など簡単に発見できてしまうでしょう。
そのため隠してもまったく意味がありません。
むしろ「嘘をつくから信用できない」と思われて与える印象がかなり悪くなってしまいます。
相場価格より上乗せして出方を見る

買取業者側は相場価格として、一般的な査定額より低い金額を提示することがあります。
そのため一般に提示できる買取価格よりも、数万~数十万円低く見積もることが多いのです。
もし相手が買取価格より下のラインから提示してくるのならば、こちらは上のラインから攻めてみるといいでしょう。
その時に実践することは前もって仕入れた情報をもとに、相場価格より上乗せした金額を希望価格として提示するという交渉術です。
ただし大幅に上乗せした金額を伝えても相手に「ムリだ」とはっきりいわれるようであれば、それは上乗せしすぎたこととなります。
しかし「上の者に相談する」などいってくれるのであれば、交渉の余地ありということになるでしょう。
そのあたりの見極めをするには、こちらから仕掛けて相手の出方を見ることが必要です。
ただしあくまでも相場価格を理解したうえで、交渉することを覚えておきましょう。
車を高く売りたいと思うならば、このあたりの交渉を上手におこなうことがカギとなるでしょう。
他の買取業者にも査定依頼していると伝える

複数の買取業者へ査定依頼していることを伝えるのも、車を高く売るために有効な方法の1つです。
ここで相場価格に少し上乗せした金額を伝えるのがポイントとなります。
買取業者としてはたくさん査定をして、実際に買い取ることができなければ利益は入ってきません。
そのためなんとしても「他社との競争に勝って車を買い取りたい」と思っているので、多少の値段交渉には応じてくれると思います。
交渉の流れとしては、交渉するのは2社目だと伝えて入手した情報をもとに、最低提示額に上乗せした金額を希望価格として伝えましょう。
もしも他の買取業者に査定依頼をしていないのなら、まず最低でも3社~5社には査定依頼するといいでしょう。
最近では一括査定サイトなどを利用するのが当たり前になっているので、他の買取業者とも交渉していることを伝えても気を悪くされることはないので安心してください。
プラス材料になるものは先に伝える

車を高く売るためには、車のいいところを積極的にアピールするのも欠かせないポイントです。
たとえば純正のオプション品がついていれば、その点をアピールできます。
中には純正品を取り外して、社外品パーツをつけている人もいるかもしれません。
しかし人気パーツや高価なパーツならプラスになることもあるが、物によってはマイナス査定になることもあるので注意が必要です。
ほかにも「スピーカーは高品質のものを搭載している」など、装備面でのアピールするものいいでしょう。
さらに「オイルを定期的に交換してきた」や「ディーラーの記録簿がある」「整備点検の記録をある」など、メンテナンス面でのアピールポイントもあるでしょう。
さらに車を大切に扱ってきたことがわかるようなことを積極的に伝えるといいと思います。
希望価格は言わない

買取業者から「希望価格はいくらですか?」と尋ねられたとしても、希望価格はいわない方がいいでしょう。
純粋に査定額を聞きたいのであれば、具体的な金額を自分から提示しないことが交渉術の大切なポイントとなります。
車の相場価格を知らない状態で希望価格を提示してしまうと、安く買いたたかれてしまう可能性もあるので注意が必要です。
自分の中で希望最低価格を決めて必要はありますが、先に手の内を見せてしまうと交渉を有利に進めることができなくなります。
その場で即決しない

査定を受けから絶対にしていけないことは、その場で即決することです。
買取業者としても自社で買い取らなければ売り上げにならないので、「この場で売ってくだされば○万円上乗せします」などいってくることもあるでしょう。
しかしそのような売り文句で売却してしまわないのが、車を高く売るためのポイントです。
買取業者としても他社と比較する猶予を与えないのが目的なので、即決を迫られてもその場で売却を決定しないようにしましょう。
車を売りたいという気持ちを伝える

買取業者もプロなので「売る気はないけれどいくらで売れるのか知りたい」といった、興味本位で査定を依頼した場合はすぐに見抜かれてしまいます。
もし車を買い取れる可能性がほとんどないのであれば、買取業者側の対応もそれなりになってしまうでしょう。
しかし本当に売りたい気持ちを持っていて、真剣に交渉に臨む姿勢を見せれば相手も紳士に向き合ってくれるはずです。
もしお互いに契約条件がうまく折り合った時に、すぐ売りたいという意思を伝えることができれば高額査定を引き出せる可能性もあります。
たとえ売る気があってもすぐに売れないならば、その間に走行距離が増えて事故の可能性が上がることも加味した査定額になるため、少し低めの査定額になることを覚えておきましょう。
車への愛着をしっかり伝える

車を高く売るためには、今まで車をいかに大切にしてきたか伝えましょう。
なぜなら買取業者も雑に扱われきた車より、よくメンテナンスされてきた車の方がより高く買い取りたいと思うはずです。
頻繁に洗車をしたことやワックスがけをしてきたなど、たとえ些細なことであっても伝えることで、車に対する思い入れは十分に伝わることでしょう。
これからの付き合いがある可能性を伝える

高額査定を引き出すためには、今回限りではなくこれからも付き合いを続けたいと示すのもいい方法です。
たとえば「また車を売りたいと思ったときはお願いします」や「もし親戚や友人で車を売りたい人がいたら紹介します」など、固定客となる可能性を伝えるといいでしょう。
また車検や修理もおこなっている買取業者ならば、そのサービスを利用したいと伝えるのがいいでしょう。
そうすれば相手も少し上乗せしてくれるかもしないですし、結果的に車を高く売ることができるかもしれません。
提示された価格も他社との交渉に利用する

最近は車を高く売るために、一括査定サイトなどを利用するのが一般的となっています。
そのため他の買取業者とも交渉をしていることを伝えるのは、必ずしもマイナスイメージにはなりません。
むしろ競争相手がいることを知って、買取業者も頑張ってくれることがあります。
もし他社から具体的な査定額を提示されていたら、それを交渉材料として使うこともいいでしょう。
ただし1社目に出た査定額を2社目の査定額が出る前に見せは意味がありません。
あくまでも2社目の査定額が出てから見せるのがいいタイミングです。
2社目の提示金額に納得できなければ、1社目の提示額を利用してこれより高く買い取ってくれるなら売るということを伝えればいいしょう。
複数の買取業者に依頼した場合は最後に価格交渉をする
複数の買取業者へ査定依頼をした場合、1社ずつ価格交渉するのは時間と労力がかかります。
一番効率よく高く売るには、すべての買取業者の査定が終了してから最後に価格交渉をすることです。
査定した中で一番査定額が高かった買取業者の査定額を出して交渉すれば、低い査定価格を提示した買取業者でも、売ってくれるならと買取価格をアップしてくれるかもしれません。
一番高い査定価格を比較して交渉

たとえば1社目の査定で20万円、交渉して25万円に査定価格が上がったとしましょう。
もし2社目で23万円、もう少し高くできないかと交渉して28万円になったとしても、3社目でいきなり30万円という価格だったら交渉はムダになってしまいます。
車の状態はそれぞれ違うので、相場価格があっても買取業者によって査定価格に差が出てくるのは当たり前です。
それで高く売るために、価格交渉は最後にするのが鉄則でしょう。
まずは一番高い金額を提示してくれた買取業者を基準にするといいです。
価格交渉は電話などで簡単にできるので、低い価格を提示した買取業者にもっと買取額をアップして欲しいと交渉してみます。
そして一番高くなった買取業者と価格競争させて、より高い金額を提示してくれた買取業者に売却しましょう。
ただし交渉を長引かせたりムリをいったりすると買い取ってくれないこともあるので、交渉を妥当な範囲にとどめるように注意する必要があります。
簡単に買取業者を競合させるなら「車一括査定サイト」がオススメ
先ほど少しでも車を高く売るために、複数の買取業者を競合させるといいました。
その理由は価格競争がおきると自然と買取価格はアップしていくからです。
しかし何件も買取店に持ち込んで査定してもらうには、かなりの労力が必要となります。
しかもそこから価格交渉をするのはかなり疲れてしまうでしょう。
そこで簡単に素早く競合させたいのであれば、一括査定サイトを利用するのがオススメです。
車の比較査定は一括査定サイトを利用しよう!

車一括査定サイトは一度の申し込みで、複数の買取業者に査定依頼ができるネットサービスです。
最大のメリットは、こちらは何もしないで査定額が吊り上がってくれる点でしょう。
たとえば4社が競合した場合、各買取業者は他の買取業者以上の買取額を提示しないと買取成立にはなりません。
そのため自然に競合状態となるので、何もしなくても査定価格がどんどん高くなるのです。
下記の
- 確実に高価買取をしたい方
- リアルな査定相場を知りたい方
- 時間と労力を省略したい方
- 交渉が苦手な方
このような方達にはオススメのサービスといえるでしょう。
時間と労力をなるべくかけずに車を高く売りたいのであれば、一括査定サイトはオススメのサービスといえます。
まとめ:車を少しでも高く売りたいなら交渉は大切!
車を売却する時に少しでも査定額をアップしたいのであれば、買取業者への交渉は必須となります。
自分の希望する価格に近つけるように、うまく交渉できるように準備しておきましょう。
しかしここまで読んでいただけた方は、どんな交渉をすれば査定額が上がるのかわかっていると思います。
しっかりと交渉をして一番高い査定額を提示してもらいましょう。
では次に査定を受ける前の手続きや書類を確認しましょう。
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車の査定を受ける前に手続きや書類を確認!事前準備で差をつけよう!
車の売却を考えた時に、どのような手順で進めていけばいいのかわからない方もいるでしょう。 たしかにはじめての車売却だと、何から始めればいいのかわからないかもしれません。 そこで「はじめて車を売却する初心 ...
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