車を売却する時に、必ず目にする物は売買契約書となります。
しかし初めて売買契約書を見る時はどんな項目を確認すればいいのかわからない方も多いでしょう。
たとえば
- 車の買取してもらう時に売買契約書の内容を知りたい
- 売買契約書でチェックする必要がある項目を知りたい
- 安心できるところに車を売却したい
など買取店を利用する時に気になることがあると思います。
どこで車を買取してもらっても必ず売買契約書を交わす必要があり、事前にどこをチェックすればいいのか知らなければ確認ミスをしてしまうこともあるでしょう。
そんな時に思うのは
- 売買契約書の内容は何が記載されているのかな?
- 売買契約書はどこを確認したらいいの?
- そもそも安心して買取してもらえる業者が知りたい
といったことではないですか?
そこでトラブルを事前に防ぐために、売買契約書の中でも確認しておきたい項目を7つ紹介します。
車の売買契約書で必ず確認する項目
通常車は資産とされるので、売る時は必ず契約書を作る必要があります。
ディーラー下取りや買取店で売却しても、売買契約書に署名捺印することとなるでしょう。
その場合は必ず売買契約書にサインなどをすることになるため、項目をチェックする必要があります。
しかしこれまでに買取を経験したことがない方は、どの項目をチェックすればいいのかわからないでしょう。
そこで知識がなくて不安な方のために、車売買契約書で必ず確認しておきたい項目を紹介します。
- 車両の引き渡し日
- 登録名義の変更日
- 売買金額の合計
- 瑕疵担保の期間
- 事故が起こった時の責任
- 契約を解除した場合
- 特約事項
車両の引き渡し日

まず最初に確認することは、車を買取店に引き渡す「車両引き渡し日」です。
この場合は名義変更とは別で、ディーラーや買取店に車渡して帰らなければならない日を意味します。
契約内容によってはその日に引き渡しをする必要があるので、次の車の納車スケジュールと調整が必要な時は注意しましょう。
登録名義の変更日

車を引き渡した後に買取店は名義変更をします。
車の所有権を新しく移す手続きとなりますが、この作業をいつまでにおこなうのか確認しておきましょう。
たとえば3月末に車を引き渡したとすると、4月1日までに名義変更をするので自分で自動車税を支払う必要が出てきます。
また名義変更がいつまで経ってもおこなわれないと手放した車で起こした違反の責任も負う必要があるため注意しましょう。
通常は引き渡してから、7日以内に名義変更をする契約が一般的です。
売買金額の合計

車を売却した時に売買金額の内訳も確認する重要な事項の1つです。
車を買取してもらった時には還付がある税金があるので、それが含まれている金額かどうかをチェックする必要があります。
また自動車税とリサイクル料は通常返還されるものなので、それを含めた金額で契約書を作成している場合があります。
その場合は契約の段階で変換される金額も含まれているため、後で税金の還付を受けれないので注意しましょう。
瑕疵担保の期間

車の買取契約が成立した後に、修復歴などに関わるような欠陥が発見された場合は「瑕疵担保責任」に問われる可能性があります。
これは車を買取してもらう時に、修復歴など隠して売買契約を結んだ場合は契約の解除される可能性があるということです。
この時に確認する必要があるのは、「自分の意図しないところで瑕疵担保責任が発生してしまった場合の対応法」です。
車を売却する時に自分でも修復歴を知らない状態で売買契約を交わした場合に、車を引き渡してから修復歴が発覚した時に返金に応じる必要があるかを契約書で確認しておきましょう。
また契約が成立した後、何日間その責任が発生するのかも合わせて確認しておきましょう。
事故が起こった時の責任

車の売買契約が成立した後、買取店に車を引き渡してから事故が発生した場合の責任がどちらに発生するのか契約書で確認しておきましょう。
一般的に車両を引き渡す前の事故の責任は自分にあります。
また売買契約が完了してから車両を引き渡す前に事故を起こして車の価値が減ってしまった場合は、売買契約を破棄されることもあります。
しかし買取店へ車両を引き渡した後に買取店側が事故を起こした場合はどうなるのでしょうか?
この場合は契約解除に応じる必要はないです。
もし名義変更前だったとしても、基本的には車両を買取店側に引き渡した時点で事故の責任も相手側になるのが基本となります。
その点がはっきりとされているのかを必ず確認しておきましょう。
契約を解除した場合

車の売買契約が成立した後に、何か理由があって契約を解除したいということもあるでしょう。
その理由はさまざまですが、家族に反対されたなど理由はさまざまです。
そのため後で契約を解除できるかを、あらかじめ契約書で確認しておきましょう。
買取店によっては、「キャンセルに応じない」「キャンセル料を払えば可能」「一定期間は無条件でキャンセルできる」など、お店によって対応がそれぞれ異なる場合があります。
キャンセルすることもあるかもしれないので、キャンセルができるのかとそのキャンセルにかかる費用は必ず確認しておきましょう。
特約事項

ここまでの重要事項を確認できたら、最後にある特約事項をチェックするのを忘れないようにしてください。
特約事項はそれぞれに応じた契約内容が記されています。
一般的には特約事項として、「手付金」「リサイクル料の還付」などに関することが書かれていることがほとんどです。
そのため特約事項に関しては、なにか特別な契約をしたことがなければかんたんに目を通しておくくらいで大丈夫でしょう。
事前に信用できる買取業者を探す
大手の買取店であれば共通のマニュアルなどがあるためそこまで心配することはないかもしれません。
ただし個人でやっているような小さな買取店などは、買取する時の売買契約書に書かれている内容や書式もお店によってバラバラなので、細かくチェックする必要があります。
書かれている内容によっては不利になる内容が記載されていることもあるため、内容のチェックには時間をしっかりとかける必要があります。
しかし大手の買取店を利用すれば小さな買取店とは違って、契約内容の確認は最低限のチェックで済みます。
なぜなら小さな買取店と比べて大手の買取店は、会社自体に信用があるからです。
ですが大手の買取店といってもたくさんあるので自分で探すのは一苦労でしょう。
そのため信頼できる買取店の条件と、その探し方を紹介します。
買取店はJADRIに加入しているお店が信用できる

車を買取してもらう時に、信頼できる買取店を見つけるかんたんな方法は「JADRI加盟業者」を探すことです。
このJADRIに加盟している買取店は、信用して利用できる買取店である証明となります。
しかしJADRIがどんな団体なのか知らない方の方が多いでしょう。
そこでJADRIとは何なのか説明します。
JADRIとは?
JADRI(ジャドリ)とは、日本自動車流通研究所のことを指します。
この団体は、中古車の円滑な流通を目指して設立された団体です。
中古車の買取に関しては、トラブルが多いので買取業界の健全化を目指して活動しています。
そのためJADRIに加盟するには厳しい条件が課されるのです。
この団体に加入するには、最低過去5年間はトラブルを起こしていない法人のみが加入することができます。
そのためJADRIに加盟している買取店はトラブルが起きる心配がないということです。
またJADRIが開示を求めたら買取店は車売買契約書の開示をする必要があるので、違反をするような書類の作成はできません。
このようにJADRIに加入するには厳しいルールが設定されているため、JADRI加盟企業であれば安心して車売買契約を交わすことができると思います。
しかし自分でJADRIに加盟している買取店を探すのは面倒です。
そこでJADRIに加盟している買取店をかんたんに探す方法を紹介します。
JADRI加入している複数の業者へ依頼できる「かんたん車査定ガイド」

普通にJADRI加盟店を探す場合は、自分で1社ずつ加入しているのか問い合わせる必要があります。
しかし自分で何社も連絡をして確認するのはとても大変でしょう。
そこで1回でたくさんのJADRI加盟店を探す方法を紹介します。
それは「かんたん車査定ガイド」というサービスを利用することです。
この「かんたん車査定ガイド」は、1回の申込みで複数社の買取店から査定を受けることができるサービスですが、このサービスに登録する条件として「JADRIに加盟していること」という項目があるのです。
つまりこの「かんたん車査定ガイド」を利用すれば、JADRI加盟企業だけに査定依頼をすることができるということ。
ではかんたん車査定ガイドについて説明していきます。
かんたん車査定ガイドとは?
「 かんたん車査定ガイド 」をかんたんに説明すると、「車一括査定サイト」のひとつです。
車一括査定サイトとは、1回の申し込みで複数の買取店に査定依頼ができる便利なサービスのこと。
車一括査定サイトは、複数社への査定依頼が一回で済んでしまうインターネットサービスです。
車一括査定サイトを利用すれば、自分で買取店1社1社に査定依頼することが不要となります。
複数の買取店が車を査定するので、一番高い価格で車を売ることができます。
またかんたん車査定ガイドはJADRIに参加している買取店のみと提携しているので信頼できる買取店のみ厳選しているともいえます。
そのため買取店に車を売却する場合も安心して利用できるのです。
また売買契約書を細かくチェックする手間が省けるので、最低限の手間で高く車を売ることができるでしょう。
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まとめ:売買契約を結ぶ前にしっかりチェックしよう
ここまでに買取店で車を売却する時に、売買契約書のチェックに関して紹介してきました。
これから車を買取してもらおうと思っている方は、しっかりと売買契約書を確認した方がいいでしょう。
後からトラブルになってからでは遅いので売買契約を結ぶ前にしっかりと確認しておきましょう。
では最後にポイントをまとめておきます。
- 買取してもらう時の売買契約書で重要なチェック項目は7つ
- 後々のトラブルを防止するために売買契約書は細かい所まで確認する
- 信用できる買取店に依頼するならJADRIに加盟店にする
- 「かんたん車査定ガイド」ならJADRI加盟企業だけに査定依頼できる
- 車一括査定サイトの「かんたん車査定ガイド」なら手間をかけずに高く売れる
これらのポイントをしっかりと押さえておけば後からトラブルになることは少ないでしょう。
またJADRI加盟店であればトラブルの心配がなく、大手買取店に限定されるので売買契約書の内容も心配いりません。
それに「かんたん車査定ガイド」を使って査定依頼をすれば、JADRIに加入している買取店だけを選ぶことができます。
また複数の買取店へ同時に査定依頼をすることができるので一番高い価格で売却することができるでしょう。