車の買い替えを考え時期は人それぞれだと思います。
しかしどうせ車を売却するならベストなタイミングで買い替えたいですよね?
たとえば
- 車の買い替えを検討しているが、ベストなタイミングが知りたい
- 他の人がどんなタイミングで車を買い換えるのか知りたい
- 車の買い替えるタイミングを迷っている
など車を売却しようと思ってもどのタイミングで買い替えるのか迷ってしまっていませんか?
壊れてから買い替える、下取り価格が高いうちに買い替えるなど、人によってベストなタイミングがバラバラです。
また多くの人が自分なりの目安を持っていますが、平均的に何年ぐらいで買い換えるのがいいのか迷っている人も少なくありません。
そこで車を買い替える平均年数とベストタイミングについて詳しく解説していきましょう。
先に車の買い替えの平均年数をお伝えすると「8.5年」。
それには理由があります。
車を買い替える平均年数は8.5年?
人によって車を買い替えるタイミングは異なりますが、平均というものが存在します。
たとえば車の登録関係の書類を管理する「一般財団法人 自動車検査登録情報協会」が公開している「平成29年の平均車齢」によれば、車の平均買い替え年数は「8.5年」となっています。
この統計の中には買い替え年数に関連するポイントが2つあるので、それについて紹介しましょう。
- 買い替えるスパンは年々長くなっている
- 4回目の車検前に買い換える人が多い
それぞれどういうことか詳しく説明します
買い替えスパンは年々長くなっている

一般財団法人自動車検査登録情報協会の「平成29年の平均車齢」によると、買い替えスパンの統計を取り始めた昭和53年(1978年)の平均車齢は「4.03年」。
平成29年(2017年)の「8.53年」と比べると約半分となります。
このように車の買い替えスパンを年代別に比較すると、年々平均が延びていることがわかるでしょう。
年別の車買い替え平均年数
1990年代を境に急激に延びていることがわかります。
この結果は日本車の品質向上とバブルの崩壊が影響しているからでしょう。
買い替えの平均年数はグラフを見てわかる通り、1990年台を境に急激に延びています。
これには2つの理由があって、1つ目は「日本車の性能が向上したこと」です。
日本車は高度経済成長に合わせて急激に品質が向上したので、長く乗れるようになりました。
そのため故障による買い替えが減って、平均年数が延びたのです。
そして2つ目は「1991年のバブル崩壊」が原因です。
バブル景気の時代は車を頻繁に買い換える人も多かったのですが、不況になると頻繁に車を買い替える人が減りました。
そのため長く同じ車に乗り続ける人が増えて、結果的に平均年数が延びたのです。
4回目の車検前に買い換える人が多い

データを見ればわかると思いますが、買い替えの平均年数は8.5年です。
つまりこれは4回目の車検を前に買い換えるということを指しています。
車検のタイミングで車を買い換える人は意外と多く、一種の目安にすることが可能です。
その理由として新車の保証は5年が多く、保証が切れた後1度だけ車検を通すという人が多いことが関係しています。
また平均走行距離が年間1万キロといわれているため、8年乗るということは8万キロが目安となります。
つまり10万キロを目前に買い換えるということです。
中古車は10万キロを超えると価値が低くなると言われています。
そのため買取価格も安くなりがちなので、10万キロ乗った中古車は買い替えにくくなります。
そうなる前に売却しようとする人が多いので、10万キロ前に車を買い換えるのです。
たとえば年間1万キロを走行するとした場合、4回目の車検を受ける9年目には9万キロを超えていることが予想できます。
また長距離を乗る人は10万キロを突破してしまう場合もあるため、買取価格が安くなるリスクが発生するのです。
買取価格が高いうちに車は売ってしまうのがオススメでしょう。
ただし実際には、10万キロ以上走った古い車でも高く売れることは多々あります。
このようにそれぞれ車を買い替えるタイミングがありますが、買い替えの決意ができない人にとっては目安となるタイミングが欲しいものでしょう。
オススメの車を買い替えタイミングとは?
ここまでに車の買い替え平均年数を紹介しましたが、ここからは具体的な買い替えの目安をお教えします。
車の買い替えを決意すべきタイミングでベストなのは下記の4つでしょう。
- 故障して修理代が多額にかかる時
- 新車を購入してから4回目の車検(10万キロを超える前)
- 新型車が出る時
- 自動車税増税前に買い替える
故障して修理代が多額にかかる時

多くの人が車の買い替えを決意するタイミングが修理をする時でしょう。
車は人によって乗り方がため、故障する箇所やタイミング、年数は人それぞれとなります。
しかしどの場面でも、車が故障した時は買い替えを決意するベストなタイミングになるといえるでしょう。
たとえば簡単な故障であれば、数万円あれば修理することができます。
また新車を購入してから5年以内であれば、保証によって無料修理を受けられる場合がほとんどです。
しかし新車購入してから5年以上が経過して、修理代も数十万円かかってしまう場合はどうでしょうか?
保証も切れてるので実費修理になるので、買い替えた方がいいのかもしれないと思うでしょう。
さらに車は経年劣化で年々故障が多くなってしまいます。
数十万円の修理が一回で終わればいいのですが、大抵の場合はその後も大きな故障が続くことが多いです。
そうした時に多額の修理代を何度も支払うことを考えたら、買い替えを決意してもいいでしょう。
新車を購入してから4回目の車検(10万キロを超える前)

先ほど説明した通り、多くの人は4回目の車検を前に車を買い替えることが多いです。
その理由は車が10年10万キロで価値がなくなるといわれているためです。
なのでその前に買い換えようと思う人が多いのでしょう。
目安としては、10万キロを超える前となります。
また車検は切れる直前まで乗っていたとしても査定価格は下がりません。
なので「次の車検まで乗ろう」「10万キロ手前まで乗ろう」など、自分の中で目安を決めておくとタイミングを逃すことがありません。
たとえば「次の車検で乗り換える」と決めておけば、無用な修理はしないで乗り続けるという選択も可能です。
またすぐになおす必要がない箇所については、修理しないでもそのまま乗り続ければいいでしょう。
その間に買い換える車の購入費用を貯める、次の車を探しておくなどのことをおこなっておけば余計な出費を減らすことができます。
新型車が出る時

今乗っている車がモデルチェンジとなり、新型車が出る時も買い換えるタイミングといえるでしょう。
日本車は基本的にモデルチェンジの年数が決まっているので、4〜6年で新型車となります。
またその間もマイナーチェンジを繰り返すので、常に最新のモデルとして価値を落とさないような工夫がされています。
できれば買い換えるタイミングはフルモデルチェンジの時にいましょう。
なぜならエンジンやボディ形状の変更、安全性能が大幅に向上しているからです。
さらにフルモデルチェンジ直後は買い替え促進のために、ディーラーは特別キャンペーンをおこなうことが多いのです。
具体的なキャンペーンはオプションのサービスや低金利ローンの提供、今まで乗っていた車の下取り価格アップなどがあります。
買い替えるタイミングとしては、こうしたサービスをフル活用することでお得に新型車を購入することが可能です。
フルモデルチェンジからしばらく時間が経つと、旧モデルの下取り価格は急激に下がってしまいます。
フルモデルチェンジは多くの人が買い換えるタイミングの目安としているため、しばらくすると旧モデルの中古車が市場に多くなってしまうでしょう。
そうなるとせっかくの買取価格が低くなってしまう可能性が高いので、フルモデルチェンジの直後に買い替えるのをオススメします。
自動車税増税前に買い替える

もし乗っている車がかなり長い年数乗っている場合は、新車登録から13年が経過する前に買い換えるのがオススメです。
理由としては新車登録から13年が経つと自動車税が増税されるから。
13年以上経過した車は自動車税が最大で15%も増税されてしまうのです。
それに伴って重量税も増税となり、最大39%も高くなります。
このような点から、増税される前のタイミングで車を買い換える人が多いのです。
重量税は車検のタイミングで支払う税金のことです。
軽自動車の自動車税は約20%、重量税は最大33%の増税となります。
税金面で優遇されている軽自動車ほど増税の割合が大きいので、古い軽自動車ほど13年のタイミングで買い換えることをオススメします。
これがオススメする買い替えのタイミングです。
車は維持するのにとてもお金がかかるため、経済的負担が大きくなったタイミングで買い換える人が多いと言われています。
新車であればメーカー保証があるので、故障の心配や高額な修理代を支払う心配がありません。
逆に年数が経過すればするほど故障が増えて、税金も高くなるというデメリットがあります。
定期的に新車を乗り継いで賢く車を乗るようにしましょう。
車の乗り換えは4つのポイントを意識する
ここまでに車を乗り換えるベストなタイミングの見極め方を紹介しました。
最後に重要なポイントをまとめておきます。
- 車の平均買い替え年数は8.5年
- 買い替えの平均年数は年々延びている
- 買い換える目安としては4回目の車検前がオススメ
- 13年以上乗っている車は増税になるためその前に買い換える
- 定期的に新車に買い換えることがもっともお得に車に乗る方法
車を買い替えるのは「買い替えたいと思った時」という方も多いと思います。
しかし多くの人が平均年数の8.5年で買い換えるというデータもあるので、一つの目安にするといいでしょう。
気にいっている車に長く乗り続けることも悪くありませんが、故障や維持費が上がるリスクは年々増えていきます。
その間に性能や安全性が向上した新型車が次々発売されるため、そのタイミングで車を買い換えるのがオススメです。
他にもライフスタイルが変わった時や転勤などで引っ越すタイミングなども、車を買い換えるいい機会でしょう。
ぜひ自分のベストなタイミングで車の買い替えを実施してください。
また賢く車を売却したいのであれば、「車一括査定サイト」や「車買取オークション」がオススメです。